「インターナショナルスクールとは、どのような学校なのか?」「英語が話せなくても入学できるのか?」など、お子様の教育について考える中で、こうした疑問を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
インターナショナルスクールでは、主に英語による授業が行われており、日本の一般的な学校とはカリキュラムや教育環境などにさまざまな違いがあります。一方、学費や卒業資格、大学進学など、入学前に確認しておきたい点も少なくありません。
この記事では、インターナショナルスクールの特徴や対象年齢、学費、入学条件、卒業後の進路についてわかりやすく解説します。メリット・デメリットも紹介していますので、お子様の教育環境を検討する際の参考にしてください。
インターナショナルスクールとは?
インターナショナルスクールとは、主に外国籍の児童・生徒を対象に、英語を中心とした外国語で授業を行う教育施設です。近年では、日本人の児童・生徒が、国際的な教育環境や語学力の習得を目的として通うケースもあります。
ただし、日本の一般的な学校とは、教育内容や制度上の位置づけなどに違いがあり、プリスクールや保育園とも役割が異なります。まずは、これらとの違いを通じて、インターナショナルスクールの特徴を見ていきましょう。
普通の学校との違い
インターナショナルスクールと日本の一般的な学校では、授業で使う言語だけでなく、カリキュラムや学校教育法上の位置づけなどにも違いがあります。
主な違いをまとめると、以下の通りです。
| 比較項目 | インターナショナルスクール | 日本の一般的な学校 |
| 主な使用言語 | 英語 | 日本語 |
| カリキュラム | 国際的な教育プログラムや独自のカリキュラムなど | 文部科学省の学習指導要領に基づき |
| 法的地位 | 「各種学校」や認可を受けていない施設など、学校によって異なる | 原則として、学校教育法第1条に定める「一条校」 |
| 学年の開始時期 | 8月~9月など、学校によって異なる | 原則として4月 |
| 主な進路 | 国内外の大学など | 国内の大学など |
特に確認しておきたいのは、学校教育法上の位置づけです。日本国内のインターナショナルスクールは、通常の「一条校」ではなく「各種学校」として認可されている場合が多く、日本の一般的な小学校・中学校と同じ扱いにならないケースがほとんどです。
そのため、子どもの学校を選ぶ際には、教育内容だけでなく、学校の認可状況や卒業後の進路なども確認することが大切です。
プリスクール・保育園との違い
インターナショナルスクールと混同されがちな施設として、プリスクールや保育園があります。
一般的に、プリスクールとは、就学前(小学校入学前)の子どもを対象に、英語を取り入れた教育や保育を行う施設を指します。一方、インターナショナルスクールには、幼児期から高等学校相当まで幅広い年齢層を対象とする学校があり、対象年齢や教育課程は学校によってさまざまです。
また、保育園は、保護者の就労などの理由で保育を必要とする乳幼児を受け入れ、その生活や発達を支える児童福祉施設です。英語教育を主な目的とする施設ではないという点も、インターナショナルスクールやプリスクールとの違いです。
なお、「プリスクール」という名称には統一された法的な定義がないため、対象年齢や教育内容、施設の位置づけはそれぞれ異なります。入園・入学を検討する際は、名称だけで判断せず、各施設の教育方針や認可状況などを確認しましょう。
何歳から通える?対象年齢と入学時期
インターナショナルスクールに通える年齢は、学校によって異なります。幼児教育を行うプリスクールやナーサリーでは、0歳頃から受け入れている場合もあり、その後は小学校・中学校・高校に相当する課程へと進むのが一般的です。
対象年齢の目安は以下の通りです。
| 課程 | 年齢の目安 |
| ナーサリー | 0~3歳頃 |
| プリスクール | 2~5歳頃 |
| 小学校レベル | 6歳頃から~ |
| 中学校・高校レベル | ~18歳頃 |
ただし、対象年齢や学年の区分、入学時期は学校によって異なるため、希望する学校の募集要項を確認することが大切です。
また、日本の学校では一般的に4月から新年度が始まりますが、インターナショナルスクールの中には、海外の教育制度に合わせて8月や9月に新年度を迎える学校もあります。
GIISでは、幼児教育から高校まで幅広い年齢層の児童・生徒を対象とした教育を行っており、成長に合わせて一貫した教育環境の中で学ぶことができます。早い段階から国際的な環境に触れ、その後の進学を見据えて学べることも、当校の特徴の一つです。
インターナショナルスクールの学費・費用の目安
インターナショナルスクールの学費は学校によって異なりますが、年間150万~300万円程度が目安となります。一般的な公立校に比べて費用が高くなりやすいため、継続して通わせる場合は、長期的な資金計画も立てておく必要があります。
また、授業料のほかに、学校によっては以下のような費用が別途かかります。
- 入学金
- 教材費
- 施設費
- スクールバスの運賃
- 給食費
- 課外活動費など
実際に必要な費用については、年間の授業料だけでなく、入学時や在学中に発生する諸費用を含めた総額を確認しておくと安心です。
なお、幼児部やプリスクールなどでは、施設や家庭の状況によっては、「幼児教育・保育の無償化」の対象となる場合があります。利用には一定の要件があるため、お住まいの自治体や各スクールに確認してください。
GIISの学費に関する詳細はこちらをご覧ください。
インターナショナルスクールの入学要件
インターナショナルスクールの入学条件は学校によって異なり、年齢やこれまでの在籍校、英語力などに基づいて判断されます。入学にあたっては、願書や成績証明書などの提出に加え、面接や試験を実施する学校もあります。
そのため、志望校が決まったら、募集要項で必要な書類や選考方法を確認しておくことが大切です。中でも、多くの人が気にするのは、「入学時点でどの程度の英語力が必要なのか」という点ではないでしょうか。
どの程度の英語力が必要ですか?
入学時に求められる英語力は、学校や学年によって異なります。一定の英語力を入学条件としている学校がある一方で、入学時点では十分に英語を話せない子どもを受け入れ、入学後の学習をサポートしている学校もあります。
ですから、現在の英語力だけでインターナショナルスクールへの入学を諦める必要はありません。ただし、学年が上がるにつれて授業内容も難しくなるため、入学前に各校の英語力に関する条件やサポート体制を確認しておきましょう。
GIISでは、英語を母語としない生徒などを対象に、ELPP(English Language Proficiency Programme)を用意しています。CEFRに準拠したこのプログラムでは、「話す・聞く・読む・書く」の4技能を伸ばしつつ、学校での学習に必要な英語力を身につけられるようサポートしています。
インターナショナルスクールの卒業資格と進路
インターナショナルスクールを検討する際には、卒業後にどのような資格が取得でき、どのような進路を選べるのかについても確認しておきたいポイントです。
インターナショナルスクールは、学校によって法的地位や採用しているカリキュラムが異なるため、卒業後の扱いや大学への出願資格も一律ではありません。将来の進路を見据えながら、希望する学校の教育課程や取得できる資格を確認しておきましょう。
卒業後の学歴はどうなるのでしょうか?
日本国内のインターナショナルスクールの多くは、学校教育法第1条に定められた「一条校」ではありません。そのため、インターナショナルスクールを卒業しても、日本の高等学校の卒業資格が得られない場合があります。
ただし、「日本の高校卒業資格が得られない=大学に進学できない」というわけではありません。
例えば、16~19歳を対象とするIBDP(国際バカロレア・ディプロマ・プログラム)を履修し、所定の要件を満たして国際バカロレア資格を取得した場合、日本の大学への入学資格が認められます。また、学校の課程などによって大学入学資格が認められるケースもあります。
このように、日本の高校卒業資格を取得できない場合でも、取得する資格や修了する課程によっては、大学進学への道が開かれています。国内だけでなく海外の大学も視野に入れることで、将来の進路の選択肢を広げることができます。
海外の大学・日本の大学への進学
インターナショナルスクールでは、日本だけでなく海外の大学も進学先の選択肢となります。中でも、IBDPで取得できる国際バカロレア資格は国際的に広く認められており、世界各国の大学への進学に活用されています。
日本でも国際バカロレア(IB)の資格は大学入学資格として認められており、IBの成績などを活用した入学選考を実施している大学があります。出願要件や選考方法は大学によって異なるため、志望校ごとの最新情報を確認しましょう。
GIISでは、中等教育段階のIGCSEや、大学進学につながるIBDPなどの国際的なカリキュラムを提供しています。将来、国内外の大学への進学を見据え、段階的に学びを深めていける環境が整えられています。
インターナショナルスクールのメリット
インターナショナルスクールでは、英語を使って学ぶ環境に加え、さまざまな文化や価値観に触れながら学習できることが特徴です。語学力だけでなく、将来の進路や子どもの成長という面でも、さまざまなメリットが期待できます。
ここでは、インターナショナルスクールに通う主なメリットを4つご紹介します。
英語力・語学力が身につく
インターナショナルスクールでは、授業だけでなく、友人や先生とのコミュニケーションでも英語を使う機会が多くあります。日常的に英語を「聞く・話す・読む・書く」環境に身を置くことで、実践的な英語力を身につけやすいというメリットがあります。
また、授業ではオールイングリッシュの環境でさまざまな教科を学ぶため、高度な英語の語彙や表現に触れる機会も増えます。
グローバルな視野と思考力が養われる
インターナショナルスクールでは、多くの場合、単に知識を覚えるだけでなく、自ら問いを立てて考えたり、意見を述べたりする探究型の学びを取り入れています。
さらに、異なる国籍や文化的背景を持つ生徒たちと日常的に交流できる点も特徴です。さまざまな価値観に触れることで、一つの考え方に囚われることなく、物事を多角的に捉える力も養うことができます。
主体性や自立心が育まれる
インターナショナルスクールでは、子ども自身が考え、選択し、行動することを重視した教育が行われています。自分の意見を伝えたり、課題に主体的に取り組んだりする経験を積み重ねることで、主体性や自立心が自然と育まれていくのです。
GIISの幼児教育で採用されている「グローバル・モンテッソーリ・プラス(GMP)」においても、子どもたちの興味や個性を尊重しつつ、自立心や責任感などを育む環境づくりが行われています。
海外の大学への進学に有利になる
国際的なカリキュラムを採用しているインターナショナルスクールでは、海外の大学への進学を見据えた学びができることもメリットの一つです。
例えば、IBDPは世界各国の大学で広く認知されており、取得した資格や成績を大学への出願に活用することができます。海外の大学への進学を希望する場合、国際的に認められたカリキュラムで学びながら進学準備を進めることができるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
インターナショナルスクールのデメリット
インターナショナルスクールにはさまざまなメリットがある一方で、学費や進路、日本語力などの面において注意すべき点もあります。
入学後に後悔しないためにも、メリットだけでなくデメリットも理解した上で、その教育環境が子どもや家庭に適しているかどうかを検討することが大切です。ここでは、インターナショナルスクールを検討する際に知っておきたい主なデメリットを見ていきましょう。
学費が高額になりがちである
インターナショナルスクールは、日本の一般的な学校に比べて学費が高額になりやすい傾向があります。その背景には、多くのインターナショナルスクールが一条校ではなく、公的な運営補助を受けにくいことが挙げられます。
また、少人数制の授業や国際的なカリキュラムを導入するための環境整備、外国人教員をはじめとする人材の確保などにも費用がかかります。
また、学校によっては、授業料のほかに、入学金、施設費、教材費、スクールバス代などが必要になる場合があります。入学を検討する際は、年間の授業料だけでなく、卒業までに必要となる費用全体を確認しておきましょう。
日本の大学入試において不利になる可能性がある
インターナショナルスクールから日本の大学への進学を希望する場合は、卒業する学校や取得する資格によって、大学入学資格の有無が異なる点に注意が必要です。また、日本の一般的な高校とはカリキュラムが異なるため、志望大学の入試方式によっては、別途受験対策が必要になる場合もあります。
一方、IB資格などを活用して出願できる大学もあります。国内の大学への進学を考えている場合は、早い段階から志望大学の出願資格や選抜方法を確認しておきましょう。
日本語力のサポートが必要になる場合がある
英語を中心とした環境で長い時間を過ごすことで、日本語に触れる時間はどうしても少なくなってしまいます。日常会話には問題がないとしても、漢字の読み書きや語彙など、年齢に応じた日本語力を身につけるためには、家庭でのサポートが必要になる場合もあります。
将来、日本の学校に転校したり、国内の大学に進学したりする可能性も視野に入れている場合は、英語力だけでなく日本語力もバランスよく伸ばしていくことが重要になります。
インターナショナルスクールで、子どもの可能性を広げましょう
インターナショナルスクールは、英語を用いた学習や多様な文化交流を通じて、語学力を伸ばしながら、主体性や国際的な視野を養う機会が得られる教育環境です。一方で、学費や卒業資格、日本語力のサポートなど、入学前に確認しておきたい点もあります。
大切なのは、メリットとデメリットを理解した上で、子どもの個性や将来の進路、家庭の教育方針に合った学校を選ぶことです。
GIIS東京では、幼児教育から高校まで一貫した教育環境を整え、英語力の向上を支援するELPPや、国際的なIGCSE・IBDPのカリキュラムなど、成長段階に応じた教育プログラムを提供しています。
お子様の将来の選択肢を広げる教育環境の一つとして、GIIS東京での学びをご検討してみてはいかがでしょうか。



























